仕事での精神的な疲れや、気分転換・いつもとは違う空気を吸いに旅行に行く。

鉄道に乗れば流れる景色を追って見たり、広い台地で大声で叫んでみる。 温泉を巡っていたときもあった。旅行誌の情報からいろいろな場所に行き、短い休みを徹底的につかい、その時はそれで、その旅に満足していた。

もう何年前になるだろう。
それから仲間と一緒に旅行に行った時、朝から体調を崩し、結局その日の予定が潰れ、計画通りに行かれなかったことがあった。勿論仲間には申し訳無く思ったし、計画が潰れたことは今でも残念に思っている。精神的にも体力的にも辛い仕事の中で、土日でさえも無い休みをなんとか作り、それで行った旅行の失態であった。


それから十余年間、転勤で御殿場に住まいを持った。東京から日帰りで行かれる観光地である。 観光地の情報を旅行雑誌に頼りきっていた私はここで、ふとあることに気付いた。

紹介されている魅力的な場所の情報と、地元に住み、感じる魅力的な地は微妙に違う。

そして、私の旅行が変わった。それからは大体の観光地だけは決めるが、あとはその地で見つけた1枚のパンフレットを見て場所を決定したり、それがなければ地元の人に聞いてみたりもする。個人タクシーの運転手に聞いてみたりもする。そんな中で美味しいものを食べてみたりもする。それは旅行誌には無い新鮮な情報ばかりだ。
「計画を立てたその旅行は本当に疲れを取り、気分転換できる旅行なのだろうか。」そんな疑問を抱いていたのも、そんな旅を後押しした背景にあったのかもしれない。

だが、これは自分の知ることのできた地だけだ。大体の観光地は未だ旅行誌で探している。これはその観点から非常に残念なことである。だが、これを思っているのは私だけだろうか・・・。
日本全国を巡り、全ての情報を拾い出すのは私一人では無理な話しである。しかし、自分の知っている場所なら提供できる情報がある。みんなで少しずつ情報を提供できるならば、日本全国無数に散らばる魅力的な場所をみんなで享受することができる。同じような旅行をされている方の参考にすることができるのでは・・・。

自分が掲げる情報だけなら問題は少ないが、大量の情報を問題無く管理するのは大変である。「しかし、何処かの誰かに満足していただけるのであれば、その場は自分でを提供しよう。」そう考えながらも少しずつ温めながらホームページを作り、ここまで来た。親友と呼べる年の違う友人に話し、協力もしてもらっている。

そして今、アトラスタウンが産声をあげた。
  2002.7.1