宇都宮特集
栃木県宇都宮市
宇都宮の周辺には数多くの遺跡・史跡があります。その中から2箇所をピックアップ。
▲竪穴住居。横から梯子を使って入る
■うつのみや遺跡の広場
宇都宮から南西方面へバスで30分ぐらいの所に「うつのみや遺跡の広場」があります。この広場、日本一の体積を誇る1号長方形大型建物、J-5号竪穴住居など、当時と同じように復元されたそのままの形を見ることができます。
このすぐ横にある墓苑拡張工事計画の際、昭和61年に珠状首飾りなどの装身具などと供に、広場を持つ集落、大型住居跡を持つ縄文時代前期のこの遺跡が発見され「根古谷台遺跡」の名前で保存されたのです。 その後、国指定の重要文化財に指定。出土品の一部も同じく、重要文化財として保護されているそうです。
写真は2点掲載しますが、この他にもまだあります。
▲長方形大型建物と竪穴住居
右の写真、奥が竪穴住居。手前が1号長方形大型建物です。手前の建物は建物中央(写真の左側)に入り口があり、奥の建物は横側(写真の右側)に上の写真のような入り口が あります。しかし、でかいっ。
手前のたこ焼きの鉄板のような穴は当時の墓を発掘調査した跡(レプリカ)で、このような場所から人骨や装飾品が発見されているそうです。実際には、出来上がり直前のたこ焼きの具の様に土を盛り上げ、細長い石を爪楊枝のように立てているそうです。考えてみれば仏壇にお備えするご飯もそのような形ですね。何か関係があるのかもしれません。
▲出土品の展示も
当時の出土した装飾品は入り口となる左下の建物で展示されています。写真撮影禁止の文字はなかったんですが、やはり墳墓中心で写真に撮りずらい内容だったので中の写真はありません。興味のある方はどうぞ、実際に行ってご確認下さい。
▲長岡百穴古墳
■長岡百穴古墳
長岡石と呼ばれる凝灰岩で出来た石の斜面に作られた横穴の墳墓。これらの基本形態は、羽子板状の玄室から玄門を経て直接前庭部へ続くもので、その形は全室ほぼ同じように掘られ、また実際にはこの穴は扉石で塞がれ埋葬されていたと考えられています。大きさが大体1m程度の穴の数は東群44基、西軍8基、合計52基あり、重複して掘られた墳墓もあって実際には100基以上あったという話も。 ご覧の通りお墓の集合住宅のような雰囲気も感じるこちらの古墳は、古墳時代が終わり飛鳥時代が始まる7世紀前半頃の墳墓というのが適当と解釈されています。
穴の奥の壁にはその後の室町時代から江戸後期の作と云われる地蔵菩薩や馬頭観音など観音像が掘られています。このことから地元ではこの場所を「穴観音」とも呼ばれているのだそうです。
この古墳は風雨にさらされ、石の角は丸まり、損傷の跡は多く、当時そのままの姿を保っている場所は残念ながら無いようです。
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