波照間島特集 沖縄県石垣市竹富町波照間
 
 
 沖縄県石垣島 - 石垣港から高速船で1時間。日本の有人島最南端「波照間(はてるま)島」に到着する。東西約4km南北約2km観光とは無縁に感じるちいさな島だ。島の東部は石垣島を25分で結ぶための飛行場、北部は石垣島を50分で結ぶための港がある。

 聞きなれない島の名前に「えっ??」と思われるかもしれないが、緯度だけを見るとよく知られる小笠原の南硫黄島より若干南となる。ちなみに無人島最南端は東京都の沖ノ鳥島(三角点は北緯20.25'32"東経136.4'52"珊瑚礁の中の離れた二つの島をあわせて言う。ちなみに沖ノ鳥島に住民票を持った人もいるので簡単に無人島とも言いにくいが…)。こう書くと納得される方が多いかもしれない。
 
■日帰り旅行
 この波照間島、東京から日帰りが出来る。大都市を結ぶような路線であれば多少距離があっても今の時代不思議ではないが、このような小さな島に日帰りとは、ちょっとびっくりするかもしれない。東京の羽田を7時前に出れば波照間にお昼頃着ける。逆に4時過に波照間島を出られれば家に帰ることのできる計算だ。
 あ、そうそう。今のうちに言っておくが、石垣周辺で観光目的で行きたいのであれば、竹富島や西表島のほうを推薦する。竹富島は島の建物や暮らしなど観光保全されているし、有名な星砂の浜がある。西表島は観光用に自然を体験できるスポットが多い。おっと、話がずれてしまった。

 流石に遠い場所なので航空機運賃が高くなってしまうため、普段の買い方ではこの場所に行かれることをお勧めできない。今では各航空会社より「バーゲンフェア」や「バースデー割引」などの方法があるので、この方法を使っていただければ格段に旅行費用が安くなる。昔はそうではなかったが、今では各社のHP上に大きく書かれている。期間や人数が制限されている割引であれば混むことも無い楽でかなり安い旅である。使わない手は無い。
  実際に「行こう!!」と決めたのは、この格安航空券があったからこそ。「ココは一度行ってみたいけど観光地でもないし遠すぎて…」と言うときにこんな切符は便利だ。
発時刻   着時刻
04:10 大網出発 →高速バス 05:50 羽田空港
06:35 羽田空港 →航空 09:40 石垣島空港
空港→港までタクシーまたはバスで15分〜40分
11:00 石垣港 →高速船 12:00 波照間港
探検(^m^)
16:30 波照間港 →高速船 17:30 石垣港
港→空港までタクシーまたはバスで20分〜35分
19:00 石垣空港 →航空 19:50 那覇空港
19:55 那覇空港 →航空乗継 22:15 羽田空港
22:30 羽田空港 →高速バス 24:00 大網着

※注意
・現在の時刻表とは違います
・現在、石垣空港も新しい場所になりましたので、空港から港までの必要時間も、この内容とは違います。
○石垣港→波照間港(2003/03時点出発時刻表)
■(有)安栄観光 ■波照間海運 ■波照間海運
石垣発(高速船)
所要時間約60分
石垣発(高速船)
所要時間約50分
石垣発(フェリー)
所要約2時間
 8:30  8:40  10:00
 11:00  11:00  
*15:00(10〜3月) *15:00(10〜3月)  
*15:30(4〜9月) *15:30(4〜9月) *運航日注意
※ 現在と時刻表が違うため注意
※波照間海運運休

○波照間港→石垣港(2003/03時点出発時刻表)
■(有)安栄観光 ■波照間海運 ■波照間海運
波照間発(高速船) 波照間発(高速船) 波照間発(フェリー)
 9:40  9:50 *14:00(10〜3月)
 12:50(大原経由)  13:00 *15:00(4〜9月)
*16:30(10〜3月) *16:30(10〜3月)  
*16:40(4〜9月) *16:40(4〜9月) *運航日注意
※ 現在と時刻表が違うため注意

★ この記事を載せたところ、波照間島までの船の時刻表に関する検索が多いことが分かりましたので、こちらに時刻表を載せておきます。なお、この時刻表は旅行記録として2003年3月の時刻表を元に作成していますので、その後実際の発着時刻が更新されていてもこちらに書いた表は修正しません。必要であれば船会社や観光協会に確認してください。
 波照間島へ行く方法としては高速船とフェリーによる方法、そして飛行機による方法があります。

 飛行機による方法はJALのページからJTAの時刻表を探してみてください。石垣→波照間便があります。だけど便は少ないですよ。…(注)その後、2007年11月で波照間便は休止されたようです。

 波照間島へは基本的に高速船かフェリーです。石垣港・波照間港間の高速船は凡そ1時間。フェリーは2時間かかります。会社は2社ありますが、かかる時間はほぼ変わりませんので、周辺の交通機関にあわせた時刻で選ぶと良いでしょう。…(注)2011年12月
、波照間海運が燃料高騰と国の補助が得られなくなった理由で運休。

■安栄観光 http://aneikankou.co.jp/

■波照間海運 http://haterumakaiun.web.infoseek.co.jp/ (※現在Web停止中)

■竹富町観光協会 http://painusima.com/


▲石垣空港
■石垣空港→石垣港

 
石垣空港に降りるとすぐバスかタクシーで石垣港まで行く。

  石垣港に寄ったらまず「観光協会」に行って観光関連の情報誌を頂いていく。今回の旅行は日帰りで時間が無いため、何も知らない場所へ行くための参考資料としてコレが一番いい。しかし、この観光協会の場所、裏の階段を上っていくため「ホントにココでいいの??」なんて思いながら入るような場所(^m^)なのだ。

▲石垣港
 おみやげ物屋の場所はこの地図の黄色く塗られた道の部分に多い。その他にも名所がこの石垣港周辺に点在する。時間があれば、これらの名所に行くのも面白い。ちなみに石垣港はこの地図上で右下だ。
時間が来たら港へ。いよいよ船へ向かう。乗るのは高速船。だけど、見る限り普通の船??どのあたりが高速船なんだろう??そんな疑問を持って乗船する。あ、乗船する前に切符を購入するのを忘れずに…。

▲海運会社は2社ある。どちらでも○
▲石垣港周辺の地図はこちら。クリックすると拡大表示(340kB)  
 港をゆっくり出る。なんだやっぱり普通の船じゃないか…。

  しかし思っていた事はすぐに撤回すべきと分かった。港を出てから暫くすると、いよいよ船はけたたましいエンジン音を立てながら加速する。船はすぐに大きく上下を繰り返し、物凄い波しぶきを立ち上げて豪快に走り出すのだ。小型の船に超大型のエンジンを積んだような感覚。事実あまりの揺れで席から立つことが出来ない(MediaPlay56kMediaPlay100k)。ジェットコースターに乗っていると言ったほうがいいのだろうか。しかし遊園地であればシートベルトとかセーフティーバーがあってもおかしくない筈だ。しかし、それも序の口。スピード時速60km超となり外洋に出れば出るほど波は大きくなる。後ろのデッキ席では掻き分けた波がまともにかかってくる…。
 船の凄さとは違い、周囲はサンゴで出来たであろう美しい砂浜でつつまれる。しかし、鑑賞する暇も無くすぐ通り抜けてしまう。そして一時間近く経ったであろう、やがて船はスピードを落とし始める。すると正面には風車の見える島が見え出した。
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