沖縄本島・もうひとつの旅

特集	沖縄本島もうひとつの旅

「沖縄に行きたい!!でも安くなきゃ嫌だ!!」そんな言葉に答えて計画した半年前。その旅行に味を占め、半年もせず「また行きたい」との声。そんな訳で沖縄旅行したい病が再燃したメンバー。沖縄本島に決定。日付は５月10日。ゴールデン休暇の少し後に設定。このため安いプランが計画できる絶好の時期でもある。そんな二度目の沖縄をどうやって楽しむか、５人で行く格安一泊二日沖縄旅行。

[地図・計画表・出発] [屋我地・古宇利] [大宜味・辺戸岬] [石川高原展望台] [海軍壕・ひめゆり] [ガラス村・玉泉洞] [ニライカナイ橋・斎場御嶽] [帰りの前に夕食を]

　 ■安い沖縄旅行=「１泊２日フリープランツアー」で計画する

　安く国内旅行をする方法と言えば、今までは航空会社発行の特割やバーゲン、バースデイ割引を使う方法を紹介してきた。これは距離があり普段行く人が少ない離島などに行くとき他の方法に比べ格段に安くできるので使っていたのだ。

　しかし、今回はこれらのチケットではなく、各旅行会社発行のフリープラン・ツアーを使用した。ツアーと聞くと「何故?」と思うかもしれないが、見方をちょっと変えると面白い。このフリープラン・ツアーの基本セットは往復航空券と一泊のみホテルがセット。航空機の便やホテルも決められた中で選択できる。つまり、「一泊分のホテルが付いた往復航空割引券」と思えばいいのだ。

　コレで東京羽田発の一泊二日最安値が２万７千円位。事前に往復分の航空券とホテルの予約が出来ているので後は自由に計画を組むことが出来る。基本料金のところは各社似ているが、内容やちょっとした時期や使用する便でも値段が微妙に変化し少々めんどくさいので近くの旅行代理店で各旅行会社のプランを比較して、計算してもらう (計算の仕方を教えてもらう) といい。地域による特別なものもあるので、インターネットだけでなく、足で近くの旅行会社に行って確かめ、比較する事もオススメ。

　今回は東京発那覇一泊一名合計３万円弱(2006.5現在)のプランを選択した。これに無料オプションを含めるともっと面白い。私が使ったもので、羽田空港周辺の駐車場割引やレンタカー 1日1台 500円。２千円分のお買い物券付きとなった。通常の料金では沖縄に辿り着けない程度の金額でこれだけセットになっている。これはなかなか嬉しい。また、指定されているホテルがどうしても嫌ならば、ちょっと勿体無いがこの中の往復の航空券だけ使用し、ホテル分を捨ててしまおう。そしてこれとは別のホテルを新たに予約しても安上がりに仕上げることはできるだろう。まあ、今回は「格安で」との要求があったのでツアーで指定されているホテルを選択した。

　フリープランのツアーは「沢山の人が旅行を目的に行く沖縄本島や北海道の札幌など空港を持った地域」であれば結構簡単に探し出せる。このような場所以外にも空港を持った大中都市周辺では「ビジネスプラン」と称して普通に行くより幾らか安いプランのものもあるので、確認するのも面白い。鉄道ツアーよりフライトツアーのほうが割安になりやすい点も覚えておいて損はないだろう。
　この他にも安くする方法がある。株主優待券を使う方法だ。ただし私自身株主とは縁遠く、また周辺にチケットショップが無く、今のところこの方法については詳しくないため割愛させていただく。

地図の赤文字は目的地、青文字は時間調整・トイレ利用

■一歩先の夏を求めて、沖縄を走る

　沖縄本島の交通は基本的にバス。おおよそは「那覇BT(バスターミナル)」や「名護BT」から国道沿いに放射状に延びると思えば大丈夫。特に空港-那覇-名護間は高速バスが走っていて使いやすい。那覇BTに向かうには、空港→那覇BT行きのバスに乗るか、空港からモノレールに乗って「旭橋駅」横の那覇BTに向かえばよい。どちらでも大丈夫。空港から那覇市内の移動であればモノレールも選択肢となる。勿論タクシーを使った移動も、運転免許を持っていればレンタカーを使っても楽しい。今回はツアーオプションでレンタカーが安いのでこれを選択。５人で２台のレンタカーを予約した。

　今回はこのフリープラン・ツアーをベースに使用。オプションも使いこなし、ガソリン代や夕食代高速代などを含め合計一人３万５千円の予算(ただしお土産は別)で南は「ひめゆりの塔」から北は「辺戸岬」まで一泊二日の旅行となる。東京羽田ではまだ肌寒い５月。そんな時期でも沖縄はもう25℃半袖で十分な気温。車の窓を開けて初夏のような涼しい風を感じるもよし、エアコンを入れて楽しむもよし。
　前回は「海洋博公園」「瀬底島」「万座毛」「首里城」「国際通り」といった基本を一泊二日で回る旅行を提案したのだが、今回このメンバーと沖縄初体験のメンバーの混成のため、ちょっと違った嗜好でと考えた。

　さて、計画表です。今回の沖縄旅行に行くメンバーは最終的に５人となったものの計画時で７人と大勢。沖縄本島旅行の経験もさまざま。全員の行動を一緒にさせると、どうしても人により行った事がある場所とない場所ができたり、動きが鈍くなってしまうためレンタカーを２台にし、一日目は３箇所の行き先のいずれかを選択するように設定。それぞれ自分達の時間で自由に行動することに。二日目は、全員が同じ行動をとるが、できるだけ狭い範囲を動くようにし、沢山の遊び場を使って時間調整がしやすいように作成しました。地図を見てもらえれば判るとおり、二日目については沖縄本島の南側を重点にしています。

　右の計画表は、最初に作成した基本計画表を使い実際に行動した時刻を使って修正しましたので、同じように旅行したい方はこの表を参考にしながら進むのもいいでしょう。
　今回無理のない計画となっていますが、後の行程でお気に入りの場所を見つけたり、時間をゆっくり使いたい時もあるでしょう。この時のために、だらだらとし始めたら早め早めに切り上げていく事をオススメします。瀬底島ダイビングに入る時はできるだけ時間厳守。以外は、数十分程度の遅れでは殆ど問題ないように計画をしてありますが、２日目のコースで１時間以上計画のズレが出来てしまった場合は後ろの予定を抜いてしまうなどの対処をしてください。空港への到着は30分前までに。15分を切ると乗れなくなる恐れがあるので。

　さて、搭乗時間が迫ってきました。東京は梅雨を思わせるあいにくの雨。でも、機内アナウンスでは沖縄は晴れのようです。期待を持ってGo!!

2006.5.10早朝出発→2006.5.11深夜帰宅

発時刻

1日目

着時刻

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