■特集 かみちゅ・尾道の坂を歩く
 
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 私達は通りを挟んで海側と山側に分け、それぞれ駅方向から進んでみたものの無駄が多く、ここでは順番を変更し、楽に廻れるコースを検討してみました。逆方向からでもいいのですが、(1)細道が見つけ辛いのと、(2)朝早いと商店街がやっていない、(3)海は夕方に撮影したほうが雰囲気が出るでしょうから、駅前商店街を後半にして駅方向に向かうコースに修正しています。 ご容赦ください。
 以下、タイトルはDVDの巻数と該当位置の時刻を示しています。またオープニングに含まれるシーンは"OP"と記載しました。DVD版はTV版に無いシーンも含まれますので、TVで録画された方は位置が若干違う場合があります。ご注意ください。

 また、左図の番号と以下の文章のタイトル番号は一致していますのでご参考に。
 写真は作品と同じアングルを意識して撮っていません。あしからず。
■15 DVD7巻 04:27 《千光寺山山頂からの景色》
 三枝祀が学校の屋上でイベントを計画。場面の切り替えで遠景からのシーン。

 作品では下中央の写真と同じアングルです。川の位置(角度)から見てもここでしょう。

 千光寺山へはロープウェイで登ります。チケットの購入は往復で。搭乗口はチケット売り場の裏側にあるエレベータが便利です。早速この場所を離れ、隣の展望台へ。展望台屋上は全方向の尾道を堪能できます。昼は観光客が多かったのですが、街の明かりが灯る頃の夕方はカップルが多そうな場所です。日が暮れる頃にはロープウェイの最終をしっかり確認するようご注意ください。
 左にはロープウェイの建物の向こうに「しまなみ海道」の「新尾道大橋」が見えます。
 展望台の階段途中にある店で食事です。店の名前も覚えていなければ、メニューに書かれていた名称も忘れてしまいましたが、つまりは蛸の足の卵とじ丼。このような場所での食事なので全然期待しないで食べたのですが、結構おいしい。展望レストラン内の食事としては意外に満足できました。
 考えてみれば、瀬戸内の蛸は美味しいんですよね。

 コースは時々街に降りますので、食事はここではなく街の商店街を活用するのも一つの方法だと思います。尾道の名物「尾道ラーメン」もこの街にありますし、適当な雑誌を探すのもよし、フリーペーパーで探すもよしですね。

 さて、頂上からの展望を終えたらすぐ次の場所へ。
 これから先、山の中腹を上り下りするコースになります。ロープウェイを下り、右へ。ロープウェイ麓の駅をぐるりと回るようにしてすぐ脇の道に入るとすぐ艮(うしとら)神社。この神社はロープウェイのコースほぼ真下にあります。大通りからそのまままっすぐに入ることができず、入り口が奥まったところにあるので普通に来てしまうとちょっと見つけにくい神社です。

 横の建物がぎりぎりに建っていて、申し訳なさそうで窮屈に見える鳥居ですが、ここを潜ってそのまま真っ直ぐ進むと、広い敷地と立派な社殿が現れてきます。
■16 OP/DVD1巻 12:49 《大福神社社殿》
 オープニング・長い階段の上に聳える崇高な神社。

 艮(うしとら)神社。しかし、この神社結構立派です。作品では先程の御袖天満宮の場所にこちらの拝殿を置き、大福神社として設定されています。ゆるやかな曲線の入った見事な屋根。狭い道で鳥居を見た瞬間、その奥に立派な姿が構えているとは想像できませんでした。
 その隣の楠も立派なもので、昭和63年に県天然記念物になっています。
 道は狭くなり、いよいよ尾道ならではのコースになります。
 艮神社の脇の小道を歩きます。
 この小道は「猫の細道」の名で呼ばれ、猫が多く集まる場所だそうです。艮神社の脇にはこの写真のような招き猫美術館もありますので入って楽しむのもいいでしょう。
 そのまま坂を上って、突き当たりを左へ。

 やがて、道の脇に丸石の猫が現れます。探してみると結構尾道にあふれている猫なんですが、ここでは面白いように沢山の福石猫が目に入ってきます。
■17 DVD1巻 35:19 《福石猫》
 小路の脇に佇む福石猫。おもしろがって突然四条光恵を驚かすのです。

 作品中はこの場所で光恵を驚かしています。
 福石猫は福を呼ぶ石の猫とのこと。でもそれぞれの特徴は少しずつ違い、いろいろな効果があるようです(笑)。片方を隠して写真を撮ると良い相手に恵まれるという福石猫(左)。で、隠すの忘れた自分がここに。艮神社で御祓いを受けた後はじめて福石猫になるので、神の化身かもしれませんし、本当に御利益があるかもしれません。効果の程はお楽しみといったところでしょうか。

■18 《福石猫の館》

 作品には直接関係ないかもしれませんが、「小路にある福石猫」の館ということで。

 入り口をちょっと見たら占いや宗教系のなにかのようにも感じてしまいましたが、宗教的なものではなく、美大の文化祭のようなノリの館。福石猫の作品が沢山飾られています。入場料は…幾らだったか忘れました。

  頭を撫でると福が来るという福石猫。これは、ちと撫でられすぎかな??
福石猫の前の階段を登り、右すぐ左とクランクを曲がるように進み、大きな階段のある道に出たら階段を登り、すぐ右へ。
■19 DVD3 31:05/39:22 《中村憲吉旧居》
 脇道から突然出てきた犬(ジョン)に「能登きよみ」が吠えられます。

 この建物は文人・中村憲吉の旧居。この場所はその裏手にあたります。少し奥に行けばこの写真のような圧倒的な大きな石が車を通さないと言わんばかりに道をふさいでいます。

 文人に興味があれば、この旧居の表にまわり、撮影(ただし中は解放していないようです)。また、次の場所を見た後、階段を下りず、そのまま脇道に進み「おのみち文学の館」へ進むのもいいでしょう。

■21 DVD3 31:05/39:22 《コミック2巻表紙》

 狭い道を通り抜けてきた後ですから、眺めのよい場所に出たと感じます。
 尾道文学の館に行くなら、左写真の階段を上り、すぐ左へ。興味のある方は忘れずに。

 満足すればこの先階段を下り、踏切を渡ります。ここで振り返って撮影。そのまま大通りを渡り、商店街に入ります。

■尾道文学の館

 中村憲吉旧居に興味をもって撮影されたかたはこちらもどうそ。尾道文学の館です。私達はこのまま入らずに先に進むことに。


いよいよ後半。この先、休みを取りたければ、商店街に喫茶店もありそうですし、探してみるのもいいでしょう。
 
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